まず前提として「なぜこれを選んだのか?」ということを背景から順にお話します。
そのため選んだ理由自体が間違っていることもあると思いますし、選ぶべきではないと感じる方もいると思います。
その点はご了承いただければと思います。
我が家の背景
父の施設入所を機に実家に戻ることを決意。
当初、実家をリノベーション(以下リノベ)することを検討。
実家は築58年ほどで水回りはリフォームされているが、その他各所に限界がきている・・・。
冬の昼間は太陽の光が当たらない分、外より寒い気がするほど・・・。
2016年の熊本地震を経験し、瓦を全部張替えている。
(その時相当な金額がかかったと聞いて瓦はそのままにしようと思い、リノベを選択。)
土地の広さは田舎なのでそこそこあり、実家の広さが78坪。
求める家づくりの理想
大手ハウスメーカーに建築をお願いする気はまったくありませんでした。
大手はCMにお金をかけている分、割高で融通がきかないだろうなと思ったことと、リノベを積極的にやっているところはあまりないな、と感じたからです。
ただ、物価高の影響などで建築会社の倒産が相次いでいる状況でしたので、工務店選択は重要だと思い、地元工務店を探す段階でYoutubeで家づくりの勉強を始めました。
まず見だしたチャンネルは、「職人社長の家づくり工務店」です。
そこで「WB工法」を知り、以下のような家づくりをしようと決意しました。
- 健康に快適に過ごせる家
- 安心安全で長持ちする家
- 家事が楽な家
- かっこいい家
何を考えて家づくりをするのか
ここで、悠悠ホーム株式会社 代表取締役会長 内山敏幸氏の「創業のきっかけ」をご紹介します。
私が起業する30年以上前、当時勤務していた住宅会社で建てた家にしばらく住んでいた時期があります。
その当時、子供がひどい皮膚の炎症に悩まされ、医師に相談してもはっきりと原因がわからず、症状は酷くなる一方でした。
まだ「アトピー」という言葉もほとんど聞かないような時代です。私は居ても立ってもおられず、全国各地・アメリカにまで渡り、徹底的に調べた結果、
原因は、住宅の建材等から出る有害物質による「シックハウス症候群」でした。家族のために大金を使って建てた家で、家族が健康を害する…
わが子の事はもちろん、住宅に携わる者としてそのようなことは決してあってはならない!〜途中略〜
気密性・断熱性が高い家は、部屋間の温度差がほとんどなくなりますから、温度差による血圧の変動が少ないです。
それによって、 お風呂場や脱衣所で倒れてしまう「ヒートショック」も未然に防ぐことができるのです。また、温度差は 家の中・壁の中に結露を発生させ、カビやダニが増え、空気を汚染していきます。
汚れた空気を浴び続けると、様々な病気やアレルギーを引き起こす原因になります。結露によるカビは、健康被害だけにとどまらず断熱材や柱までも腐らせ、家自体の寿命を短くしてしまいますから、断熱性・気密性がいかに大事かが分かります。
引用元:悠悠ホーム公式HP「創業者の想い」
この記事から、健康に気を遣う家づくりをしようとしている住宅会社があるのか!と思いました。
高気密高断熱が大事だということは、時代の流れからもよく分かります。悠悠ホームさんは健康に配慮された住宅会社様だと思います。
しかし、WB工法について調べていくうちに、気密性能が上がってシックハウス症候群や壁内結露によってボロボロになった住宅があるということに辿り着きました。

※悠悠ホーム様の住宅ではありません。
高気密高断熱だけを突き詰めるのは違う、というのが我が家の答えでした。次に、換気方法について考えていきます。
換気方法を考える
高気密で温度を家中一定にすることは大事だと思います。では換気方法はどのようなものがあるのか調べてみました。
基本は第一種換気と第三種換気のようで、わかりやすくAIに画像を作ってもらいました。

他にもダクト式、ダクトレス、第二種換気(主に病院で使用)などありますが、ここでは簡単に第一種と第三種換気に触れさせていただきます。
第一種換気と第三種換気の主な違いは、給気(新鮮な空気を取り入れる方法)にあります。
第一種換気は給排気ともに機械で行う(機械給気+機械排気)のに対し、第三種換気は給気を自然に任せ、排気のみ機械で行う(自然給気+機械排気)点です。
これにより、第一種換気は換気量や室温管理が安定し快適性・省エネ性が高いがコストも高くなり、第三種換気は初期・ランニングコストが安く手軽だが冬場は冷気を取り込みやすく、換気性能が外気の影響を受けやすいという特徴があります。
悠悠ホームさんは第一種換気をメインに施行されているようです。
以下、再び悠悠ホームさんのHPより引用させていただきます。第一種換気のメリットとしては、
- シックハウス症候群等の深刻な健康被害を防げる
- 不快なニオイを室外に出し、快適な空間を保てる
- 結露やカビの発生により建材が劣化するのを防げる
- 新型コロナウイルスなどのウイルス感染を防止できる
- 冬場の過乾燥を防げる
- 気圧をコントロールして花粉やPM2.5の侵入を防げる
引用元:悠悠ホーム公式HP「住宅性能 気密性能」
が挙げられるようです。しかし、私が疑問に思ったのが、この方法で本当に家全体が換気できるのか?換気のムラはできないのか?また、今流行りの全館空調(第一種換気のダクト式)にした場合、ダクト内の汚染は大丈夫なのか?
この点に私は不安が残りました。これについては、気にしすぎかもしれません。
医療従事者でもある私は、換気がうまくできていれば(年々家の性能は上がっているはずだから)、アレルギー発症者も減るのではないか、と思いました。
以下は日本アレルギー学会から引用したものですが、

アレルギー発症者は年々増えていました。
もちろんアレルギー発症の要因は食生活、花粉、PM2.5などあるでしょう。家づくりだけがアレルギー発症の要因などとは思っていません。
けれども、内山氏も言われていた、「温度差による家・壁の結露がカビやダニの温床となり、汚染された空気を浴び続けることで、様々な病気やアレルギー発症の要因」となるのであれば、できるだけ家づくりによる健康被害だけは避けたいと思いました。
何が言いたいのかをまとめると、結局はダクト式の第一種換気だとダクト内の汚染が心配、ダクトレスの第一種換気だと本当に換気できているのかと疑問になり、我が家は第一種換気の選択にはなりませんでした。
対して、「WB工法」の換気システムはパッシブ換気(自然換気)といい第一種換気にも第三種換気にも当てはまらない換気システムです。
温度・湿度・二酸化炭素・化学物質は均一化する、という性質を使って換気するシステムで、機械換気を使用せず家の中の空気を入れ換えることができると国土交通大臣に認められた唯一の工法のようです。
詳しい「WB工法」については平松社長のYoutubeを見ていただければと思いますが、こちらのブログでも「我が家が採用したWB工法」にまとめてみましたのでご参照いただければと思います。
花粉などは壁から抜けるとは思いませんが、家の中に入った有害物質はなるべく外にでてほしいとという理由で、第一種換気でも、第三種換気でもない、平松社長が言われていた”第四種換気”(実際にはないようですが)である「WB工法」を選択するのが我が家にとってはベストだと思いました。
まとめ
長々とWB工法を選んだ理由について書いてきましたが、まとめると、
- 健康に配慮する家づくりがある
- 気密性能が上がってシックハウス症候群や壁内結露によってボロボロになった住宅があることから高気密・高断熱だけを求めるのは違う
- ”第四種換気”に当たるWB工法が我が家にはベスト
という感じになります。
今後はWB工法で建築した家のレビュー(梅雨時期の湿気や冬の寒さをどう感じるのかなど)をお伝えできればと思います。
実際にWB工法で建てて住んでいる方のインタビュー動画やブログを拝見すると、「良かった」という意見が多いので、完成が楽しみです。



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