「せっかく建てるなら、家族が長く健康に暮らせる家にしたい。」
宅建士として不動産に関わり、大家として賃貸住宅も見てきた私たちは、家を「完成した瞬間」ではなく、10年後、20年後まで考えて選びたいと思っていました。
そんな私たちが選んだのが「通気断熱WB工法」です。決め手は、「換気の考え方に納得できたから」でした。
この記事では、私たちがWB工法にたどり着くまでに何を考え、何と比較し、何を決め手にしたのかを施主目線でまとめます。
※WB工法の性能を保証・断定するものではなく、我が家が採用を決めた経緯の紹介です。
「通気断熱WB工法」についての記事はこちら↓
我が家が家づくりを始めたきっかけ
きっかけは、父の施設入所でした。私たちは実家に戻ることを決めます。
実家は築58年。リフォーム済みでしたが、冬になると「外より家の中のほうが寒いんじゃないか」と感じるほどでした。2016年の熊本地震では瓦をすべて交換したこともあり、最初は「この家をどうリノベーションするか」から考え始めています。
ただ、物価高で建築会社の倒産も相次いでいて、会社選びは家そのものと同じくらい重要だと感じました。そこでYouTubeで勉強を始め、「職人社長の家づくり工務店」のチャンネルで「通気断熱WB工法」を知ります。そこで、目指す家を次の4つに決めました。
- 健康に、快適に過ごせる家
- 安心安全で、長持ちする家
- 家事が楽な家
- かっこいい家
「健康」が家づくりの軸になった理由
家づくりを調べ始めて強く印象に残ったのが、悠悠ホーム創業者・内山敏幸氏の「創業者の想い」でした。(※以下、悠悠ホーム公式HP「創業者の想い」より要点をまとめています)
内山氏がかつて住宅会社に勤めていた頃、自社で建てた家に住んでいた時期がありました。そのとき、子供がひどい皮膚の炎症に悩まされ始めます。医師に診てもらっても原因がわからず、症状は悪化するばかり。まだ「アトピー」という言葉すら一般的でなかった時代のことです。
居ても立ってもいられなくなった内山氏は、全国各地、さらにアメリカにまで渡り、徹底的に原因を調べ続けます。そしてたどり着いた答えは——
住宅の建材から出る有害物質による「シックハウス症候群」でした。
家族のために大金を使って建てた家が、家族の健康を奪っていた。
夫は大家の傍ら薬剤師として働く中で、年々アレルギーの子が増えている実感があり、その一因に住まいの空気(シックハウス)があるのでは…とずっと気にしていたようです。
また内山氏はこうも言っています。
気密性・断熱性が高い家は部屋間の温度差がなくなるため、ヒートショックのリスクを下げられる。一方で温度差のある家では壁の中に結露が生じ、カビやダニが繁殖し、汚染された空気を吸い続けることで病気やアレルギーの原因になる。さらにカビは断熱材や柱まで腐らせ、家の寿命そのものを縮めてしまう、と。
健康のために建てる家が、健康を守れなければ意味がない。この視点が、その後の我が家の家づくりの軸になりました。
高気密・高断熱だけで本当にいいのか?
では高気密・高断熱を徹底すれば解決するのか、と思って調べていくと、ある事実にたどり着きました。気密性能が上がったことで壁内結露が起き、内部からボロボロになった住宅の事例があることです。
WB HOUSE開発元公式サイト
引用元:https://www.wb-house.jp/wb/story
「開発物語」
高気密・高断熱が悪いのではなく、高気密・高断熱の性能をきちんと発揮させるためには、結露対策や換気まで含めて考える必要があると感じました。
換気方式を比べて生まれた疑問
住宅の換気方式には、第一種・第二種・第三種などがあります。住宅でよく耳にするのが、第一種換気と第三種換気です。
| 換気方式 | 給気 | 排気 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 第一種換気 | 機械 | 機械 | 給気・排気を機械でコントロールできる |
| 第三種換気 | 自然 | 機械 | シンプルで比較的導入しやすい |
| 第二種換気 | 機械 | 自然 | 正圧を利用する方式で、用途によって採用される |
もちろん、どの方式にもメリット・デメリットがあります。第一種換気は、給気と排気を機械でコントロールできることが魅力です。特に熱交換型であれば、換気による熱損失を抑えながら換気できるというメリットがあります。一方、第三種換気は仕組みが比較的シンプルです。
ダクトの中の汚染は、本当に大丈夫なのか?
第一種換気、特にダクト式の換気システムについて調べていると、私はダクト内のメンテナンスについて気になるようになりました。もちろん、「ダクト式換気=汚染するからダメ」と考えているわけではありません。適切な設計や施工、メンテナンスが必要なのは、どの換気設備でも同じです。
ただ、
「10年、20年、30年と使い続けるなら、空気の通り道はどう維持するんだろう?」
「設備のメンテナンスはどうするんだろう?」
そんな疑問が出てきました。私は、便利な機械設備を否定したいわけではありません。むしろ家事を楽にしてくれる設備は大好きです(笑)。ただ、換気については「本当に第一種換気でいいのか」と疑問が残りました。
なぜ我が家は高気密・高断熱だけでなくWB工法を選んだのか
そんなふうに「換気」について調べていく中で、改めて気になったのが、「通気断熱WB工法」でした。WB工法は、壁の中に通気層を設け、温度差などによる空気の動きを利用する独自の仕組みを採用しています。
また、WB HOUSE開発元公式サイトでは、「壁体内の通気性が充分にあるので、木材の劣化を防ぐ効果がある」と言われています。
家の中だけを見るのではなく「家そのものがどう空気を動かすのか」を考えていること、ダクトを使わずに換気すること、壁の中の通気・湿気まで考えた仕組みが躯体の劣化までも防ぐ効果があることに魅力を感じました。
我が家がWB工法を選んだ3つの理由
ここまでいろいろ調べて、我が家がWB工法に決めた理由を整理すると、主に3つあります。
① 家族の健康に配慮した家にしたかった
内山氏の「家族のために建てた家で、家族が健康を害することがあってはならない」という言葉のとおり、毎日過ごす場所だからこそ、空気や結露まで含めて健康を考えたいと思いました。
② 「機械だけに頼らない換気」の考え方に納得できた
WB工法は、壁の中に通気層を設け、温度差による空気の動きを利用する仕組みです。ダクトを使わずに換気し、壁の中の通気や湿気まで考える。この発想が、私たちの疑問に一番しっくり答えてくれました。
③ 家を「建てた瞬間」ではなく「長く使うもの」として考えたかった
不動産は、建てた瞬間がゴールではありません。宅建士・大家として、そこが特に気になりました。室内の温度や湿度、換気、結露、壁の中の状態、木材の耐久性、設備のメンテナンスといった目に見えない部分まで含めて、「長く使える家」にしたい。通気断熱WB工法の「通気」と「透湿」で躯体の健康まで考えている点に魅力を感じました。
住んでから検証したいこと
- 冬は寒くないか
- 夏は過ごしやすいか
- 湿度はどうか
- エアコンはどれくらい使うか
- 壁の中の状態はどうか
住んでからの結果も、あらためて記事にしようと思っています。
「通気断熱WB工法」の開発元(株)ウッドビルドの社長さんと広報の方に聞いた話はこちら↓





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