WB工法の「フローヘルス(床下換気)」を採用するにあたって、一つ気になることがありました。
防蟻剤を使った場合、その成分はフローヘルスを通って室内に入ってこないのか?
子育て中の家であれば、当然気になるところだと思います。薬剤師として働く夫は、化学物質の体への影響には人より敏感なほうです。なので、ここは妥協せずに調べました。
WB工法の仕組みについては、こちらの記事にまとめています。

WB工法の仕組み|夏と冬で壁の中はどう動く?
WB工法の通気層と形状記憶合金の働き、断熱の考え方、梅雨の湿気の心配まで、施主の目線でやさしく解説。夏は開いて湿気を逃がし、冬は閉じて保温する仕組みが分かります。
答え:可能性はゼロではない。だからこそ薬剤選びが重要
WB工法の開発元公式サイトでは、フローヘルスから入る空気は床下の空気であるため、防蟻剤が入ってくる可能性はあると明示されています。
だからこそWB工法では、効果と安全性を両立させた薬剤を選ぶことが前提になります。我が家が選んだのは「ターミドール®HE」です。
なお、WB HOUSE公式サイトの「よくある質問」では、WB工法で採用している防蟻剤として、ホウ酸系の「エコボロンPRO」が挙げられています。使う薬剤は工務店によって違うことがあるので、建てる会社に確認してみてください。
ターミドール®HEについて調べたこと
メーカー(BASF)の公式情報で確認できたのは、次の点です。
- 有効成分はフィプロニル
- メーカーは「蒸気圧、揮発性とも低く」「VOC規制物質を含まない」と説明している
- 日本しろあり対策協会の認定薬剤である
- 原液は医薬用外劇物で、現場では水で300倍に薄めて土壌に処理する
フィプロニルは、犬や猫のノミ・マダニの薬にも使われている成分です。
我が家が確認したかったのは、「空気中に出てきやすい成分かどうか」でした。 揮発性が低いというメーカーの説明と、土の中に処理するという使い方を確認して、納得して進めることにしました。
調べた中で、特に重要だと思ったポイントは3つです。
- シックハウスの原因物質を含まない
ホルムアルデヒドを含まず、低刺激・低臭。処理後の室内空気中濃度についても問題ないとされるデータがあります。 - 庭やペットへの影響が小さい
有効成分は犬・猫用のノミ・マダニ駆除薬としても広く使われている成分で、庭木や花の根からの吸収による影響は確認されていません。 - 地下水への影響が少ない
有効成分は水に溶けにくく、土中での移動性が低いとされています。
まとめ
- フローヘルスから防蟻剤が入る可能性はゼロではない
- だからこそ、薬剤そのものの安全性が重要
- ターミドール®HEは低刺激・低臭でホルムアルデヒドを含まず、庭・ペット・地下水への影響も小さいとされる
- 特に地下水が豊富な熊本では、水への影響の少なさは重要な判断基準だった
不安をゼロにすることはできなくても、「何を根拠に選んだか」を明らかにすることが、家づくりの安心につながると思っています。
WB工法について、開発元の社長さんに直接聞いた話はこちらです↓

【WB工法】気になる疑問を見学会で寺島社長と広報の方に聞いた話
WB工法で平屋を建てる施主が、開発元の寺島社長と広報の方に直接質問。気密・C値、湿気、虫、PM2.5、地震・水害への備えまで、調べるほど不安になった疑問への答えをまとめました。


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